絶対というもの
雨が好きだ。
雨にも色んな雨がある。
しとしと降る雨、それなりの雨、土砂降りの雨。小粒、大粒。暖かい、寒い。
全部が好きなわけではない。
寒くて土砂降りで大粒だったらさすがに嫌だな。寒いの苦手だし。
でも、例えば程良い気温でしとしと降る雨だったら。同じ雨でもこっちはなんだか良くない?
紫陽花を見に鎌倉行くなら、ちょっと雨降ってる方が雰囲気が出ると俺は思うし、
自宅やカフェでコーヒー飲んでいる時は、ガラス越しに水たまりに落ちる雨を見ていたい。
それで本題だけど、
好みはあれど良い悪いを一概に断じることは難しい、という話です。
程度、シチュエーションによっていくらでも変わるし、そもそも考え方は千差万別。
倫理的に絶対というものは語れない。
倫理学専攻してないからツッコミもらうかもしれないけどね、でもそう思う。
自分が良いと思うものでも友達や家族、恋人にとっては悪いものかもしれない。
そりゃ大事な人には共感してほしいし、好きなものは共有したいけどね、でも押し付けるものじゃないから。
社会的には従わざるを得ない様々な決まり事があるけど、こと価値観においては絶対なんてない。
これは常々心掛けていることです。