絶対というもの

雨が好きだ。

 

雨にも色んな雨がある。

しとしと降る雨、それなりの雨、土砂降りの雨。小粒、大粒。暖かい、寒い。

 

全部が好きなわけではない。

寒くて土砂降りで大粒だったらさすがに嫌だな。寒いの苦手だし。

でも、例えば程良い気温でしとしと降る雨だったら。同じ雨でもこっちはなんだか良くない?

 

紫陽花を見に鎌倉行くなら、ちょっと雨降ってる方が雰囲気が出ると俺は思うし、

自宅やカフェでコーヒー飲んでいる時は、ガラス越しに水たまりに落ちる雨を見ていたい。

 

それで本題だけど、

好みはあれど良い悪いを一概に断じることは難しい、という話です。

程度、シチュエーションによっていくらでも変わるし、そもそも考え方は千差万別。

 

倫理的に絶対というものは語れない。

倫理学専攻してないからツッコミもらうかもしれないけどね、でもそう思う。

 

 

自分が良いと思うものでも友達や家族、恋人にとっては悪いものかもしれない。

そりゃ大事な人には共感してほしいし、好きなものは共有したいけどね、でも押し付けるものじゃないから。

 

社会的には従わざるを得ない様々な決まり事があるけど、こと価値観においては絶対なんてない。

 

これは常々心掛けていることです。

 

5月28日

10:10

5分刻みで3回分仕掛けた目覚まし時計の、3回目のアラームを止めてぬるっと起きる。12時の始業にぎりぎり待ち合う時間。一昨日スーパーで買った一斤約800kcalのデニッシュパンをひっ掴み慌しく出発。

 

10:53

快速急行新宿行きの小田急小田原線に乗り込み、品川区の職場を目指し北上。

運良く座れたので本を開くがすぐ閉じる。寝不足で目を開けていられない。目を閉じるが眠りには付けない。公共の場で眠れる器用さが欲しい。所構わず眠れる人が心底羨ましい。

 

11:29

新宿で乗り換え山手線に乗り込む。相模大野から新宿までは36分。相模大野は地元だ。地名の印象だけでやれ田舎だと揶揄されることが多々ある。だがどうだろう、新宿まで36分である。十分、都会と言えよう。その上観光地小田原までは1時間というハイブリッドさ。家賃もかなり安い。オススメだ。

 

割愛

 

22:07

残業終えて帰路。山手線で新宿へ、新宿で小田急線で相模大野へ。今その電車内で書いている。

 

-完

 

 

ありふれたなんでもない記録だけど、一年後にこれを読んだら多少なりとも懐かしく感じるのかな。

 

数年前の今日何してたかなんて覚えているはずもなく、なんなら3日前の晩御飯さえ忘れている。

 

覚える端から忘れていく。

インプット→アウトプットならいいけど、プットしていない。イン→アウトだ。インとアウトの使い方あってるか、知らんけども。

 

今日を吸収して昨日を排出

明日を吸収して今日を排出

 

その繰り返し。動物的本能か。

忘れることから逃れられない。人間の脳はよくできていらっしゃる。嫌なこと忘れられるのはいいけど、楽しかった記憶は風化させたくないよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相模大野遠い

 

 

断崖絶壁

運命の分かれ道

 

プレッシャーのかかる場面で光を引き当てられる人が心底羨ましい。強心臓だからというだけじゃなく、その人に本来備わっている資質によるところが大きいように思う。光を呼び寄せる資質。

 

スピリチュアルではなくて、人間が持つ力の大きさの話。

 

断崖絶壁

 

運命の分かれ道だなんて、ニュートラルな言葉では考えられない。

自分はおよそ「断崖絶壁」であり、一寸先は闇だ。

 

心の弱さで、大切なものをいくつ無くしてきたんだろう。「あの時こうしていればよかった」ばかりだ。

 

毎回じゃないよ、良い方向に転んだ時もある。

でも、失敗した時の印象がどうにも強くて、大事な決断を迫られた時に思い出して萎縮する。

 

わかっている。

わかっている。

 

尊敬する人たちから音楽から、捉え方一つで世界は変わるっていうことも、人は変わっていけるってことも教えてもらった。己の経験でも知っている。

 

だから、大丈夫。

大丈夫なんだけど、今日はなんだか忘れそうになったから。

 

戒めるために。

 

 

明日からまた始めよう。

 

 

 

相反する

ミスマッチは嫌いじゃなくて、むしろ好きだ。

 

もちろん本当に「ミス」ならきっとそれは好きじゃない。

正確に言うと「一見ミスっているように思えるけど、考えによってはミスがミスじゃなくむしろそのミスり具合が逆に素敵ね」というミスマッチ。

 

レトロな純喫茶で流れる音楽がジャズじゃなくて、往年のロックミュージックだったりとか

 

居酒屋で最高な接客の店員と最低な接客の店員が混在していたりとか

 

すごくお洒落で上品な女性がおっさんみたいなクシャミをするとか

 

 

そういうミスマッチ具合が面白くて、変にツボに入って可笑しくなる。

 

泣ける映画のエンドロールには壮大なバラードもいいけど、映画の内容とは全く関係ない軽やかで軽快なポップソングの方がグッときたりね。面白い。

 

対人関係においても、細かく良いところ悪いところで見ずに全部ひっくるめて、大枠でその人を捉えられればまた違った付き合い方ができるのかもね。ミスマッチ具合、ギャップをもっと楽しめれば嫌いな人苦手な人が減るかもしれない。まだまだ修行が足りません。

 

 

そういえばブログタイトル、

しんみり寂しい真夜中に、お気楽で能天気なリンゴスターの歌がランダム再生で流れてきて、それがなんだか可笑しくてずっと覚えていて、字面も響きもいいなーと思ったのでノリで付けました。

 

 

真夜中には間違いなくジョンレノン。

 

 

 

 

マイスペース

書き出しがなかなか定まらない。定まらないから、このような逃げの書き出しになった。

 

ブログを始めたわけだけど、はてな「ブログ」を使っているから形式上ブログなだけで、内情はありふれた備忘録。毎日更新する気もないし、打ち込んでいる事以外に対しての継続力がないので、気が向いたら更新するよ。

 

まあでも、せっかく始めたのだからちょこちょこと書くつもり。

 

 

喜怒哀楽の4つだけで片付かない感情がほとんどだ。頭でこねくり回して考えた挙句、解決せずにシコリとして残ってしまう。そして都合よく忘れていく。

 

どうでもいいことは忘れていいけど、面白いこと楽しいこと嬉しいこと、大切なことはずっと覚えていたい。

 

ずっとなんて無理だけど、ちょっとでも忘れないように文章で残しておけたらと思って。それで書くことにしました。ささやかでいいから、このブログを自分の置き場所にしたいものです。

 

ま、適当に。気が向いた時に気の向くままに書きます。

 

 

ところで今日は下北沢でライブなんだけど(バンドをやっているので)、再開発の影響か道行く人の雰囲気が多少なりとも変わった気がする。

 

駅も新しくなったしビルも建設中。客引きの雑多なオネエも出現するようになった。やたらと声が高くハスキーな声で、オネエのイメージそのまま。期待を裏切らない。

 

 

かたちあるものは変わっていく。

 

時代の流れにすぐに順応できる人がちょっぴり羨ましくも思うけど、それだけが真実じゃないよね。

 

 

また、更新します。